Special Long Interview

◆2005年 初ソロライヴ ~Hello, my dear~
初ソロライヴは、15点ぐらいかな。

……Martinton2014ツアーも近づいて来ました。今までのソロライヴのことも振り返りつつ、いろいろお聞きしていきたいと思います。
ソロ名義では2005年にバンドでの初ライヴを渋谷のBOXXで豪華メンバーで二日間盛況に開催されました。大雪の二日間だったと記憶しています。

「幼い頃から"歌"が大好きでした。」
そんな言葉から始まるソロ活動へのメッセージがパンフレットに掲載されました。そのメッセージを発表したのが2004年9月1日。今からちょうど10年前です。

メッセージは コチラから⇒

……初めての「上田雅利ソロライヴ」は、いかがでしたか。

上田:僕としては人生初のソロライヴ。
自分のオリジナル曲を歌う、そういうことは過去に殆ど無かったから。
バンドの人達に演奏を任せて、僕は歌に専念する事が一番だと考えていた。
でも…。
歌えると思っていた曲が、表現にも殆ど余裕も持てず、歌えなかった(暗記できないということも分かった)んだよね。
その当時、ずいぶんひんしゅくをかったんだけど、僕の視力に見合った、大きな歌詞カード(スケッチブック)を見ながら歌った。…それでも、そんなに見えなかった(視界がゆれる眼振持ち)んだけどね(笑)。

客席から、スケッチブックに隠れてしまって、僕の姿が見えないと言われ。でもそれは仕方がないな、見えないんだもん、僕も…と思いながらやっていた。
それよりも、CDもリリースしている訳だから、ちゃんとした演奏でCDを再現した方がいいという考えのもとに、バンド形式でメンバーにきっちり演奏してもらって、僕は歌う事だけに集中しようと思って始めた。

で、やってみて。
「ボーカリストの何足るか、何が自分に足りないか」がわかったんだよね。
このままバンドをつけた形でやるのがいいのか、といったら、その答えはノーだった。でもやってみないとわからなかったんだよね。精一杯、その時の自分を出
したつもりだけど、今考えてみたら、出来は15点ぐらいかな。

......たった15点ですか!

上田:色んな意味でね。でもソロ活動の原点ではあったよね。それをもとにして次のツアーが始まった。全く違う形でやるしかないなと。 やはり僕の演奏ありきで、歌をちゃんと届けなければいけないと。

⇒つづく


2014.09.02up
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◆上田雅利 SOLO LIVE ~Hello, my dear~
・01月15日(土) 東京・SHIBUYA BOXX
・01月16日(日) 東京・SHIBUYA BOXX
 出演:上田雅利/小泉信彦/伊豆田洋之/山本圭右/山本耕右/城間正博
 ゲスト:01月15日=松尾清憲/橋本 哲
     01月16日=杉 真理/風祭 東


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