Martintonの日々

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公園のボート

故郷大濠公園の写真に誘われ、淡目な思い出し話を。

初恋らしきものを探すと小学校5.6年に遡ります。
高学年ともなればクラスの何人かの女子の背が、一時的に男子より勝る時期でもあります。
そんな中、小柄で上品でかわゆく程よく成績も整っていたMさんに勝手に想いを寄せていました。
さりとて気持ちを伝える気など、その自信なども毛頭なく、会話もろくすっぽ出来ず、ただ遠くから見ているだけの存在でした。
卒業を待たず、残念な事に6学年途中で転校され、子供ながらの空し寂しさを覚えています。

時が巡り彼女の記憶も、これと言って接点の無い思い出の中、次第に薄れて行きました。
そして高校の頃に行われた 小学校の同窓会。
場所は地元ではデートのメッカの大濠公園♪
曇天の春休みの1日でした。
幹事の案で、集合した男女をとりあえずペアにすべく、定かではありませんがくじ引きか何かがあったのでしょう。
男女二人ずつ手漕ぎボートの時間がセッティングされていました。
幹事の指示に従いペアで乗船。僕の相手の人は長身の、『え〜と誰やったかいな〜?』な人でした。
今更名前を聞くのは失礼なのでそのあたりには触れず、とりあえず同乗してくれた彼女を白けさせないように、慣れない手漕ぎを詫びつつ、ずっとしゃべり続けていました。
女性と二人きりになる経験などなかった頃で、それも男子校時代です☆ 彼女が楽しんでくれているかどうか気にしつつも、とにかく浮かんでいた時間を懸命に埋め、その日の自分の役割?をなんとか終えた気分でした。

制限の時間が来て、乗る時より少しはマシな二人の雰囲気を感じながらボートを降りる時、他の女子から「Mさ〜ん楽しかった!」とのお言葉が…??!
そうなんです!
あの小柄でかわゆかったMさんが、どうもボートのパートナーだったらしいんです?
背も伸びて少し大人びていたので、あの記憶と結び付けられなかったのですが。
しかし丘に上がると、彼女は女子団に吸収され、その後は全男子対全女子の関係に儚く戻り、会は終了。
ほろ甘苦くもチト残念なる、同窓会の後で輝きを増す、記憶が残った訳です。
〜おしまい〜


0308

2010.03.08

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