Martintonの日々

アオリ
5月2日の初仙台♪
『enn』のステージへの歌い走りもいよいよ追い込み!
周回コース故の、得手勝手な慣れを従えて歌唱音量も上がり気味、闇夜に出会す人達を脅かす事幾多♪
少々の怪しさも、本番との引き換え覚悟の段階な私な訳です♪

ところで、一連の携帯紛失生還事件の煽りを食らった奴が、ウォーキング兼ジョギングシューズ♪
茫然自失のマントを羽織った私は、あろうことか自宅の玄関で彼を足先に感じる事無く、キャバンクラブ当日に履いて行ってしまったのです。
本番用ドラム靴は、長い時間をかけて丁寧に作って行くものです。町歩きや走り靴を簡単にライヴ用に転用する訳にはいきません!

「何はともあれ、さ〜て今日も頑張ってリハーサル!」な開始直後に感じた?
「何か!つま先がポアンポアンしとうごたあ〜!」なる違和感★
目線を下げれば[町歩き走り君]がノンキに集っていました★
致し方なくそれなりの覚悟を決め、リハーサルで彼の癖を探り本番に臨んだ訳です!
背中のかゆい所をグローブで掻くような、己が持ち込んだもどかしさを引きずりながらも、完走☆?

連夜共に走ってくれている彼も仙台行きは、荷物の関係上お留守番♪
そして旅先は、あろうことか本番靴が、町歩き走り靴への転用の不思議♪〜♪


まさとし
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おーい!携帯
何かを予感するような小泉君のスタジオに行く日にしては珍しい雨の土曜日。(不思議に今までの晴天率は九割以上なのです)

溜まり溜まった腰の疲れを放っておけず、午前中の仕事を手短に切り上げ近所の整骨院へ行きました。少々の雨など物ともしない人気店、順番待ちの間に、思いついた曲の歌詞を転がし思考しつつ携帯をいじっていると、僕の番が巡って来ました。
名手院長の鍼を受け、次はマッサージ☆安らぎ魔法の手を待つしばしの間に携帯を取り出し、先程の歌詞に新たなアイデアを書き留めようとしたところで再び院長登場。急いで携帯をベッドの上から下のカゴの中にある僕のバッグへ目で確認せずに感触だけで放り込みました!…。

そしてここがメイク事件?へのチェックインとなりました。
存分に身体をほぐし整えて頂いて、雨降る舗道へ、治療ベッド上でのまどろみからの時の経過を知るべく、傘をさす右肩を少し持ち上げショルダーバッグのチャックを左手で開け、治療中邪魔となる為押し込んだ腕時計をまさぐり半ば強引に引っ張り出し、スタジオまでの時間を確認! 時計を再び押し込みチャックはそのままに少し早足で自宅へ急ぎました。帰宅して傘をたたみ、小泉スタジオ後のリハスタの手配をスタッフへ頼むべく、チャックの半開きのバックの中の携帯を探します。
…が姿が見当たりません!…改めてバックの中身を全部出し広げても結果は同じでした★

『イカン携帯ば落としたごたあ〜!』
何年住んでいても薄皮の東京人、緊急時は直ちに博多人に解凍されます。未発表の歌詞の種や書き貯めた長文、それに数百枚の写真、中にボロボロの親の時代のアルバムから懸命に写し取った、おそらく今後この携帯内だけに存在するかも知れない貴重な写真群。そして数多くの個人情報、友人・知人・世間に名の通った人の電話番号やメールアドレスが満載の携帯が紛失した訳で、久々のパニックに襲われた訳です★

マッサージ直前の携帯いじりの後、バッグの中には入れられず整骨院の床に転がっている哀れな僕の分身がイメージ出来ました。それに舗道での、無理な態勢でのチャック半開きの腕時計の出し入れ★傘打つ雨音と車道を走る車の、雨を纏ったタイヤの音に乗じて舗道へ華麗にジャンプするシルバーボディが、第二のイメージとして浮かび上がり、早速の捜索開始のラッパ(私、昭和25年生まれなのです。)が鳴り響きました。

分身はメタリックのシルバー、道に落ちた百円硬貨を探すよりは容易いはずと再び傘を広げ、整骨院までのルートを虱潰しに牛歩ジグザグにて普段の数倍の時間をかけ、お灸の香り漂うドアへとたどり着きました。そして院内の治療ベッドの下や怪しい箇所を院長やスタッフの皆さんにご迷惑をかけつつ、探しましたが、結果は出ませんでした。胃が軋む程に落ち込みの私を引きずり、雨渋滞で遅れたバスに乗り大遅刻でスタジオへ入りました。

作業の合間も、傷心の僕の側に立って気を遣ってくれる彼の優しさに勇気づけられて、仙台用新曲[Still]のステージ用カラオケ制作と仮歌の入魂を終了。彼の携帯を借りて僕の携帯を拾われた方へのメッセージを残し一分の望みを残し、彼の車で再び問題の舗道まで送り届けて頂きました。しかし再度の捜索も空振りでした。

携帯を呼び出すと生きている証の八回コールが鳴り響き留守録へ切り替わります。こんな雨如きに負けない防水性の高い奴に、幾度となく連絡を試みた午後。翌日のキャバンの練習に入る時間となり、しばし奴の事を頭の片半分に置きながらリハーサルに没頭?数時間が経過して、再び奴を呼び出そうとすると、今度はかけても繋がらない状態へと既に移行していました。仕方なく携帯は使用出来ないように処理してもらい、益々重い気分が沈殿して行きました。

あれこれと思いを巡らせるだけの無力な夜を過ごし、この時期にしては少し肌寒い朝が訪れ、最寄りの交番へ届けられた携帯の有無を伺いに行くと「本日は日曜、明日三軒茶屋の世田谷警察署に問い合わせて下さい!」との事。他に打つ手も無く、身体の芯が定まらぬままキャバンクラブへ向かいました。

メンバーに慰められ、同情の絆のおかげにてテンションの高いステージが成立☆心地良い少し多めな[麦の恵み]を締めとし、37曲の1日が終了しました。

さて本日。吉祥寺でのお仕事の前に、三茶の世田谷警察署へ祈る気持ちでお参りしました。
入口のお巡りさんにサングラスに帽子に革ジャンの僕は充分に職務質問の対象者、はやる心を抑えこれから起こる幸運不運は何故かこの人の手に委ねられていると信じ、丁寧に受け答えに応じてみました。

さて!その後、係の窓口へ、受験合否を確かめるような?気持ちで出向くと、
あったのです☆☆☆
燦然と輝くシルバーボディの僕の分身が☆☆☆
拾って届けて頂いた名も知れない恩人にひたすら感謝の時間でした。

早速、この人騒がせな事件をご存知の各位へ、そしてレボキューのメンバーへ小泉君達へとメールを送りした次第。
『桜咲く』と。 おしまい!


まさとし
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唾液ハンカチ
鯉のぼりたなびくある日、夏服を揃える為学校の帰り、ランドセルを置いてすぐに、母と近所にあった我が心のランドマーク博多大丸デパートに行きました。

おじさんが終わりの合図をくれるまでの数分間、囲いのコースを乗り回せる、電池で動く超低速ミニカー。小さな楕円の輪のレールの上をのんびり走る、いつまでも乗っていたかったミニトレイン。夢を覗ける望遠鏡。そして、乗る度にあっという間に終了してしまう、博多をその手中に納める快感運ぶ観覧車。屋上のささやかな遊園地の思い出は、つつけば今もこぼれ落ちて来ます☆

欲しくても欲しくても買ってもらえなかった、回転する胸元が開き機関銃を撃ち放つ、大きな真っ赤な顔の四角いロボット。そんな彼らが売り場の入口に鎮座するオモチャの国。
貯金箱を崩し、母親の誕生日のプレゼント用に手動鉛筆削りを、胸ワクで買い求めた文房具売り場。
爪楊枝国旗輝くお子さまランチや人生初の焼きプリンを食べた六階食堂。
幼い私にとってこれ以上のアミューズメントパークは想像出来ませんでした。

その日も浮かれ気分でドアをくぐり、エスカレーターに乗ろうとする私の顔を見た母親の表情が曇りました。「なんね〜!あんたの顔は〜!汚ればいっぱい付けてから情けなかねー!」と言って自分のハンカチを取り出して、唾液を付け私の顔を台所掃除のようにゴシゴシ拭き始めました。顔をぐにゃぐにゃにされて少し痛かったのですが、終わった後の爽快感は、今や当たり前文化のアルコールティシュ等ではとてもかなわない、忘れ難いさっぱり感と母の安堵の笑顔☆今でもこのシーンがこの時期になると時折蘇ります☆


まさとし
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スティルの進化
【ノスタルジア】in大阪・神戸・東京の会場で、コードを付けただけの殆ど裸のまま発表してきた新曲[Still]の衣装が、コーディネーター小泉マジックにより出来上がりました!
実は当たり前の事なのですが、アレンジされた形で仙台へ連れて行けます。(今しばらく大袈裟表現♪続きます!すみません)
本日小泉信彦君のスタジオでささやいた仮歌に着せてみて、袖丈・肩幅・腰周りの微調整を経て衣装合わせ完了☆
披露宴は5月2日の仙台のライヴハウス《enn》となります!
「宮城県の皆さんもうすぐお会いできますね〜!」とても楽しみにしています♪手前勝手な話で失礼致しました。
「月並みですが、美味しい牛タンが食べた〜い♪」終わりにします!


まさとし
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久方ぶりの吉祥寺
肌触りの良い風の中、杉真理君とひょんな事で吉祥寺で会う事になり、当然の如く盛り上がってると、エンジニアの安部さんと渡辺かおるさんサントリィ坂本君がすぐ近くで打ち合わせ食事会を開いているとの情報が入りました。早速せっかくの偶然を肴に五人が集い、春の宵の 話花見の宴となった次第。
 しかし、この心地良い気候の背に乗り博多どんたくを満喫のつもりが、やんごとなき事情により、五月の博多の空が遠退き残念至極な心境の私です★


まさとし
2009_4月 : comments (2) : trackback (x)
人生初打席
三軒茶屋の映画館の屋上に戦後まもなく、子供達に憩いの場を作ろうと、映画館の館長がバッティングセンターを設けた、と云う話が早朝のテレビで流れていて、僕のノスタルジアの扉がそっと開いた☆

「よーし打て!」先生の野太い声がグラウンドに響く。うだる夏の風を振り払うように僕はバットを振り、当然の空を切った。少しじれた声を交えて「いいか今度は俺が振れといったら思いっ切り振るんだ!わかったな!」…「よしっ今だ振れ!」……バットに当たるハズはないのだが、「まぐれでも当たれば面白い」と思いつつ、先生の声を頼りに思いっ切り振ってみた。前にも増して少し快感の混じった、僕が振るバットの「ブーン」が響く。

この時間の、自分の作り出した場面をどう収めるべきか迷いの道に佇む先生の、少し腰砕け気味の声が響く「いいかピッチャーが投げるのをちゃんと見てから振れ!そして当たったら一塁へ走るんだぞ!」…?ピッチャーのはっきりした居場所も、一塁がどこにあるのかぜ〜んぜん見えないし、大体光の調節が出来ない僕のひ弱な眼力でバットにボールを当てる事は奇跡に近い。

しかし自宅の部屋で誤って誰に当たっても痛くないフワフワのボールと空気の入った柔らかく短く太いプラスチックのバットしか握った事のない僕にとっては、とても新鮮な、人生初のバッターボックスでの初打席だったのだ☆
それは無駄に奇跡を乱発しない神様の計らいで見事な空振り三振に終わった!

僕の実態をしっかり確認出来てしまった先生の、「悪い事をしたな」っぽい気まずい雰囲気の「もういい!座って見学していろ!」の力無い声が聞こえた。しかしまだ勘違いしている先生。見学すらも僕が成立しない事を!僕はいつかしら上から目線で、「先生眩しいので教室に戻ってもいいですか!」と少し強く言ってしまったが、先生はこの時間の始まりとは別人格で、優しく「いいよ!」と許してくれた。

そもそもの事の発端は体育の時間、いつも教室での自習の形をやむなくとっていた僕に対して先生の、「男の子がちょっと目が悪いぐらいで怠けるな!俺が鍛えてやる!」の一言で始まったのだ。おかげで一度は立ってみたかったバッターボックスにも立てた訳で、周囲の友達の視線を引換にしても充分のおつりが出るくらい、それなりの出来事だったのだ。

二度目のバッターボックスは上京後、千葉のデパート屋上のバッティングセンターだった。何かのイベントで演奏した後、金属バットの音につい誘われてあれ以来のバットを振ってみた。今回は光の攪乱にも対抗できる度数の入ったサングラス装着だ!と意気込んだが、神様は極薄の奇跡も起こす気配すらなく、20球一度もかすりもしなかった。

あの小学校の夏、体育の先生の「すまなかった」顔が思い出され、意外に僕が楽しんでいた事を伝えずじまいだったのが、心残りだった事が蘇った、20空振りだった☆


まさとし
2009_4月 : comments (3) : trackback (x)
新しいシングルCDです。
4月12日に発売したシングルCDのお話をしてみます。

彼はおそらく幾度か金網付きの怖ろしい犬捕りの車両に強引に放り込まれた記憶から、クルマ嫌いになったはずの!我が愛犬テツ。(保健所に何度か彼を引き取りに行った時、僕を見つけた彼の一生懸命なるワン!ワン!の声、あの頃引き取り手のない犬達が駆除されるなんて知らなかったな〜)
訳も解らず大人達から無理やり荷台に乗せられ、初めてのキャンプへと向かう時の、うなだれた悲しい彼の形姿。しかるに翌年のキャンプへの出発は、いち早く本能でキャッチして、誰よりも真っ先に、うだる真夏のライトバンの荷台に飛び乗り嬉しいそうに舌で体温調節していた彼の姿。海辺や渓谷で楽しげに飛び回る彼の足音が残ります。
どんなに遅く帰った時も僕を出迎えた若き日の彼の高らかなワン!ワン!の声。そしてこの世から旅立つ前日に、半年ぶりに帰宅した僕の為によぼよぼの身体を押して出迎えてくれた彼の優しげな眼差し!
彼への思いがギュッと詰まった曲が[Dear Friend]です。

自分で盲学校を拒否する強がりをみせながら、最前列教壇前の机でも黒板の字が殆ど見えないもどかしさ!そんな事で思うように勉強が身に付かずじれていた僕に、あえて厳しく接してくれた母。おぼつかない視界の為小学校の間いつも見学だった、お腹がすかない運動会に、必ず美味しい弁当を用意してくれていた母親。
遠くも近くも光にも非力な目の事で イジメられて帰って来た僕の表情を読み、何も言わずスクーターの後ろに乗せて初夏の夕暮れ海辺へと連れて行ってくれた父。
そんな両親へ、少しでも恩返しの気持ちも込めて書いた歌が[この胸の光]です。
よろしかったら一度聴いてみて下さい。


まさとし
2009_4月 : comments (4) : trackback (x)
こう見えて豆腐好き
青山のソロ終演後、高校の同窓生の千葉和臣君(今更何故か飲み友達化している彼に、ゲストにて奏でてもらったのです!)の参入も大いに拍車となり、過剰に頂いた永久に美味しい[麦の恵み]☆そしていつもの炭水化物三昧♪
そんな身体へのお見舞いの為、只今野菜メインの質素な食事にスイッチしています!
しかしご存知ですか?豆腐って意外にカロリーは高いのです♪


まさとし
2009_4月 : comments (0) : trackback (x)
心身天候共に晴天
【ノスタルジア】インTOKYO 無事終了☆
すこぶる幸せを感じる時間でした!ご来場の皆さんありがとう!
しかし今年の当日の天気に恵まれている事♪
5月2日の仙台もどうぞ良い天気でありますように!


まさとし
2009_4月 : comments (1) : trackback (x)
明日♪
ご存知でない方の為に!
明日12日は《ノスタルジア ー イン東京》、青山の[月見ル君想フ]でのソロライブがあります。
そして私のシングルCD『Dear Friend / この胸の光』の発売日でもあります。
気軽にお越し下さい!CDお買い上げの方に何処に置いても邪魔にならないコンパクトサイズな色紙にてサインを差し上げま〜す!


まさとし
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