ニコチン駆け込み★
紅葉に届かずとも秋陽の中、晴れやかで柔らかな空気に映える東本願寺と西本願寺は素敵でした☆夕闇のジョギングで幾度か周りを走った事はありましたが、参拝するのは今回が初めて、新幹線を待つまでの間、心身のヨレをほのかに正す濃い京都に触れる事が出来、しばしの満足に浸れました☆ 関西は5月のソロ以来。 birthday liveも終わり、今年は都の秋を羽織る事は既に諦めていただけに良い時間でした。 さて!帰りの新幹線での話です。 京都の出発時間に、僕の横の二人掛け座席の通路側が空いていたので、少なくとも名古屋まではラッキーなるツインのシングルユースな気分でいました。 がしかし発車から5・6分も経った頃でしょうか、不意に強いニコチンの風と共にデカい図体の四十前後のビジネスマン風おにいさんが隣の席に雪崩込んで来ました。 おそらく号車構わずギリギリの飛び乗り乗車だったのでしょう。 息を荒げ、暑そうに上着を脱ぎ散らし、旅行カバンを僕の頭上の棚の上へ ほうり投げました。 がそのすべての行動にはかなりな強いニコチンダストエアーが付随して振る舞われていました。 たばこは嗜好品、吸わない人への気遣いを充分に感じれば、多少の我慢は人間関係領域と割り切っている私。 しかし彼のそれは吸わない人への配慮に少し欠けたものでした。 着席してスマートフォンに夢中になっていたかと思うと、15分と経たぬうち席を立ち、どうも喫煙コーナーへ行きエネルギー補充をして舞い戻って来る風でした。 そのパターンは繰り返され、その度ごとに新鮮な副流煙をまとっての帰席でした★ 運悪い事に、こちらは長引く風邪に加担したツアー疲れとの果てしない戦いの真っ最中。 汚れた空気は咳きくしゃみを時折誘発してくれました。 スマートフォン疲れで彼が眠りに入れば、彼の大股が僕の足元を狭くし、傾くおおきな体や頭部は何故か僕側を狙い、益々のニコチンワールドへのいざないを続けるのです。 かなり前、喫煙におおらかだった時代の話をします。 町の中華屋さんのカウンターに食事を終えそうなおじさんがひとり★ カウンターの空席はおじさんの右横だけだったのでそこに座り、仕事後のビールに食欲が促進され僕の前に出された、美味そうなチャーハンと野菜炒め♪ さ〜て頂こうと割り箸を二つにした時! 満腹そうなおじさんのうめきと共に食後の一服な副流煙が、満遍なく僕の料理に降り注いだのです★ 流石に!白旗ものでした。 こみ上げる感情を一応顔に彫刻して、真横を凝視しましたが、残念ながら徒労に終わり、仕方なく箸を置き店を出た経験を思わず思い出したものでした。 近頃ミュージシャン仲間も歌を支える喉の為、将来の健康を考えての禁煙を成し遂げる人達を多く見かけるようになりました。 確かヘビースモーカーだったはずの彼等が、禁煙成功を確信した途端?喫煙派を一番の目の敵にするのには、まだ記憶に新しい以前の彼等の姿がダブるだけに、笑えます。 ![]() まさとし 16/Oct.2010 [Sat] 12:35
コメント
嫌煙派の私ですが、上田さんのライブでは基本的に禁煙のはずなので安心しております。しかし、たまにヘビースモーカーのおばさんが近くの席にいて、開演前とか休憩中にヤニ臭い香りたっぷりで戻ってくると吐き気がします。
ライブハウスは喫煙所もなくして欲しいですね。 ちなみに東海道新幹線N700系の完全禁煙車両に乗車される場合は喫煙所のある、3号車、7号車、10号車、15号車から離れた車両に乗ってください。 お勧めは5号車、12,13号車です。(指定席) それでも隣の人によっては上田さんのように災難にあわれる場合もありますが。 あとマスクは必需品ですね。工場労働者向けの防塵マスクであれば 万全です。しかし、サングラスに防塵マスクでは、鉄道警察隊のチェックがはいりそうですがね。 コメントする
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お気持ちよ〜く分かります。
私もしばしば似たような経験をします。
タバコは嗜好品だから,人にとやかく言われる筋合いはないという主張をよく聞いたものですが,大間違いだと思います。嗜好品だからこそ,人に迷惑をかけてはならないと常日頃から思っています。上田さんも同じ意見をお持ちのようで,嬉しいです。