Martintonの日々

僕にとっての競歩☆
一度目の網膜剥離手術の折、白内障の手術も施して頂き、右目にレンズが入り、二度目の両手術後には左目にもレンズが入りました。
がしかし、このレンズが白内障から解放の使者だと思っていたら、以外にクセ者。
元々光調節等が全く出来ない眩しい視界に、尚一層の煌めきの世界をもたらしてくれる事となった訳です(笑)。

どんなに濃く暗い色の度入りサングラスをかけても、世間に♪歯が立たなくなりました。
心地良い晴天の日などは裏腹気分で、特注のサングラス越しに目を目一杯細めて、光の量を減らし凌いでいますし。
煌びやかな夜の街の、輝き強い灯や、車やバイクや自転車ライトでさえも目がくらむようにもなり、手立てがなくなりました。

生まれ授かった拙い視界を背負ってのジョギングも、益々危険が増し、夜間の不意のライトで両目がハレーションを起こすと、必然立ち止まり、仕方なく徒歩に切り替えていました。
そんな走りでも慎重大切に続けていましたが、爆弾だった左膝が、この夏ついに壊れ、走る事が全く出来なくなりました。

今思えば、子供の頃から、学校の運動会や体育実技の授業への参加経験は無く、外遊びやスポーツで一度も思い切りの汗をかいた記憶が無かった事が、四十年余り走りを続けれた、大きな要因のひとつだったのかも知れません。
ある意味、僕の人生を支えてた大きな柱の一本が、ある日突然外されてしまった。そんな感じでした。
ここ一番の時の精神研磨の相棒を失い、路頭瀬戸際のところで、幸せにも競歩の世界へと導いてくれた人との、幸運な出会いに。そして以前からの素敵な付き合いに改めて、感謝しています。
お世話になりっぱなし☆故郷に住む、整形外科のスポーツ万能な院長(友人の佐田先生)に。

今、階段の上り下り如きでも文句タラタラな僕の両膝(右膝とて既に爆弾です)は、少しの走りでも痛みを訴えるのに、競歩だと6キロでも8キロでも、おとなしく付き合ってくれるのです。が未だ初心者、競歩フォームを蔑ろにすると痛みの直訴を食らう事多々♪

揺れが少ない競歩は、視界の上下左右へのブレを減らし、胴体視力など存在しない僕に、ここに来て新たな味方が加わった感じです。
スピードも以前のタラタラ走り時よりかは、少しはましなレベルにまで来ました。
しかし、ハッキリ言って、ジョギングに比べ、そのクネクネ歩き(腕を大きく振っての腰から歩き)の未熟度はスタイリッシュさに欠け、しかもかなり辛く・苦しく、何分競歩っても気分は最初のまま。気を抜けば楽を身体が選んでしまう、現段階のワタシにはチト厄介なスポーツ。
勿論マイナスイメージばかりではなく。挙げればオイシいところも多々。
体脂肪が10%を切る日が突然現れたり、流れで腹筋も主張を強くし始めたり、肺活量にも微妙に変化が。
そして競歩後の心身への解放度は、走り後とはチト異質ではありますが、終われば麦は、幸を別の雰囲気で運んで来てくれるようにもなりました。

まだ全然不得手で嫌い寄りなスポーツなので、いつまで続けられるかは疑問ですが、走りを奪われ時のショックを思い出すと。
根を張る自信はともかく、取りあえず今日を競歩る事にしとります。

−おしまい−


2013_10月 : comments (2) : trackback (x)
コメント
これまで、ずーっとかかさずブログを読ませて頂いております。

 どんなときでも何があっても、試行錯誤しつつ
 常に前を向いて人生を歩んでいく

そんな上田さんの姿勢に感銘を受け続けています。

きっと、多くのファンの皆さんも同様なお気持ちかと
思います。

生まれつき弱視の私ですので、目の手術や色々なご苦労が
他人事とは思えず、過去にも何度かコメントさせて
頂きました。

何かにつまづき、ふと希望を失いそうになったとしても
生かされている命がある限り、次の希望を見出し
生き抜いていく。そんな気持ちで、これからも
上田さんの生きる姿勢を見習い、応援をしていきたいと
心より思っています。

「取りあえず今日を競歩る事にしとります。」
の言葉で締めくくられている今日の文面。

今日がきっと明日へ、そして未来へ繋がると
信じています。

少々シリアスなコメントとなってしまいました。
ご容赦下さいませ。 

上田さんの笑顔を叩き唄いを聴きに
また、ライブに伺います!
Aira : URL : : 12/Aug.2014 [Tue] 3:25 : SaNhSLLw
佐田先生
とっても素敵な院長先生ですよね〜
yummy : URL : : 12/Aug.2014 [Tue] 3:25 : SaNhSLLw
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