夕暮れおむかえ
博多には?昭和30年代まで「犬捕り」と呼ばれる人達が居ました。保健所職員の人か、委託された業者の人か定かではありませんが、かなりの危険を伴ったお仕事だったはずなのです。が、幼い私は身勝手に、市からの陰険な回し者的、憎い存在にしてました。何しろ仲良しの愛犬を、油断しているとすぐに連れ去るのですから!
特に僕の少年期の遊び相手の『テツ』は2、3度引き取りに行った記憶があります。奴は僕の姿を見つけると、えもいわれぬ表情で「出迎え吠え」をしていました。
首輪、鎖が当然となり野犬も消え、犬捕りの人達もいつのまにか町から去り、その存在すら忘れていたのですが。今日何故が似たような光景を目にしたのです!私の車、放置自転車撤去のアミに引っかかりました!久々に会う仲間との待ち合わせ時間が切迫して来て、歩き予定が自転車となり、停める場所を探せず、いけない路上駐車からの出来事でした。
秋の少し控えめな夕日に染まる自転車。あの保健所の鉄格子のなかの愛犬が、ほんの少しダブります♪
2007.09.22