Martintonの日々

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新しいシングルCDです。

4月12日に発売したシングルCDのお話をしてみます。

彼はおそらく幾度か金網付きの怖ろしい犬捕りの車両に強引に放り込まれた記憶から、クルマ嫌いになったはずの!我が愛犬テツ。(保健所に何度か彼を引き取りに行った時、僕を見つけた彼の一生懸命なるワン!ワン!の声、あの頃引き取り手のない犬達が駆除されるなんて知らなかったな〜)
訳も解らず大人達から無理やり荷台に乗せられ、初めてのキャンプへと向かう時の、うなだれた悲しい彼の形姿。しかるに翌年のキャンプへの出発は、いち早く本能でキャッチして、誰よりも真っ先に、うだる真夏のライトバンの荷台に飛び乗り嬉しいそうに舌で体温調節していた彼の姿。海辺や渓谷で楽しげに飛び回る彼の足音が残ります。
どんなに遅く帰った時も僕を出迎えた若き日の彼の高らかなワン!ワン!の声。そしてこの世から旅立つ前日に、半年ぶりに帰宅した僕の為によぼよぼの身体を押して出迎えてくれた彼の優しげな眼差し!
彼への思いがギュッと詰まった曲が[Dear Friend]です。

自分で盲学校を拒否する強がりをみせながら、最前列教壇前の机でも黒板の字が殆ど見えないもどかしさ!そんな事で思うように勉強が身に付かずじれていた僕に、あえて厳しく接してくれた母。おぼつかない視界の為小学校の間いつも見学だった、お腹がすかない運動会に、必ず美味しい弁当を用意してくれていた母親。
遠くも近くも光にも非力な目の事で イジメられて帰って来た僕の表情を読み、何も言わずスクーターの後ろに乗せて初夏の夕暮れ海辺へと連れて行ってくれた父。
そんな両親へ、少しでも恩返しの気持ちも込めて書いた歌が[この胸の光]です。
よろしかったら一度聴いてみて下さい。


0416

2009.04.16

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