瓦屋根の上歩き♪
家族四人がしばらく暮らした旧生家の二階、階段を上がってすぐの部屋の物干し台からは、瓦屋根に簡単に降りられました。
あぶないからと親には何度も叱られましたが、兄と僕は性懲りもなくその安全そうなスリルに身を置き、連なる屋根遊びを楽しみました。
その度に家中の雨漏りの箇所が増える事も知らずに♪
夕焼けの空や、中洲の花火大会の夜は僕なりの視界でも最高でした。
昼間は眩しさに動けないので僕は物干し台まで。
兄が一人瓦屋根の高い所へ行き、よその家の泳がぬ鯉のぼりを見つけて♪
文句を言いつつも、うらやましがっていた声を覚えています。
鯉のぼりが我が家の上で泳いだ事は無かったので。
こんないい季節なのに僕はまだ1日床の中に居ます。
2012.04.30