Martintonの日々

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人生初の手術台♪逆さ睫手術

眼前にせまる担当の先生の黒縁メガネと、キラリ光る注射針の戦慄★ 「大丈夫ぜ〜んぜん痛くないからね〜」との作用転ずる低い言葉が、僕の顔に覆いかぶさり恐怖心は最高潮★
そんな直後の麻酔注射の威力はやはり絶大でしょう!
幾度も僕が地獄の激痛を体感したと、力説していた模様です。(母の報告によりますと。)

そして本当は麻酔が効いていて痛みは無いはずの手術も、目の前で全て行われてる事が見える訳で、決して我慢強くなんかない子供の代表は、もうジタバタなる泣き叫び!
とうとう看護婦さんが仕方なく、待合室で待つ母の助けを要請した事で、いかに手を焼く子供だったかがうかがえます。
「もう〜ギャーギャー! 殺されるようよな声ば出すっちゃけん!あたしゃ〜先生に申し訳なくてくさ〜!」その話が出る度必ず母が口にする、弱虫我が子への言葉です。
手術は片方ずつ、一週間を置いて行われました。一度目で多大なる恐怖心を植え付けられた私♪

二度目の手術日は、母親にダマされ病院に連れ来られたと判明した瞬間からの、Martintonの『涙のCry and Shout ON STAGE』だった模様です。
そして同じ轍は踏まぬとの先生達♪
手術台を数人の大人が囲み、僕を押さえ付けて、効果薄の宥め言葉をも省いて、黙々と手術が行われたと云う怖〜い話です。
かーわいそう♪オレ
人生初の手術台小話
―完―


0721

2009.07.21

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