Martintonの日々

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‘北の国から’の第15話〜17話を見ながら、携帯をいじっての連想ゲーム?

母親の涙を初めて見て驚いたのは、いつの頃だったでしょう。

父親の本‘三角巾’の中に、出兵前夜の母の膝の上で、明日から始まる恐怖の日々と、別離を意識して「行きとうない!行きとうない!」と涙で母の膝を濡らしている父の耳元で、耳ごの掃除を無言でしていた気丈な彼女の姿を書いた、くだりがあります。

まだ幼き子供マーチントンな頃。
進学したり社会に出た時の為、出来うる限り厳しく強く育てて行かなければの心境でいたのか?
ちょっとしたイケナイ事を行うタイミングを待っていたかのように、脆弱ひ弱な息子を叱り飛ばします。

今の“のほほん♪”母親からは到底想像つかない程、かなり強く叱り恐怖さえも手管にした母親の印象。

悪い事をしたと気付いて、逃げ惑う僕を、何処までも勢い良く追いかけて来て、見つけたら、ズボンを下げられお尻の色が変わる程、強くぶたれた怖い彼女の強い存在イメージ。
病気で学校をお休みしてる時の優しさ以外♪

厳しさを、幼い心が受け続けたのを、よ〜く覚えています。


学校では弱者として目立ち過ぎ、他の生徒と僕の視力(教壇真ん前で黒板見えじ、外から侵入して来る光に対して無抵抗)の大きな格差は、クラスの中では格好の獲物に映ってたはずです。
頻度で言えばイジメはかなりの数でしたが、対戦相手が変われど、いつも相対する奴らが、諦め、音を上げるまで、強気で屈しない逆長期戦をあえて挑み続ける事で、それなりにどうにか乗り切って来れた感じです。

しかし、無傷で帰れる事は、状況的に少なく、そんな時いつも、家の奧にあった父親の部屋のベッドで、タヌキ寝入りをして凌いでいました。

ある日、息子のそんな泣き寝入り間際の様子に気付いて、母が涙をこぼしたのでは?と思っています。
「あんたが泣いたら、かあちゃんも泣いてしまう」みたいな言葉を、抱き寄せられ耳元で聞いた、若き日の母の記憶映像が、頭の戸棚の中に色あせず残っています☆


北の国から♪はまた始まったばかりです。


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20111112

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