ギチへの置き書き♪
早朝に目覚めると今でも時折舞い降りて来る一枚の絵があります。まだ走りを日常には出来ていない頃の事です。
幼い頃から少年期までずっと、目一杯体を動かして、思いっきり汗をかいた記憶があまりませんでした。
一度だけ出た小運動会(リハーサル会のような?)での懸命の徒競走もコースアウトしていたらしく、見えていない危険意識が先生方や親に広がり、その後運動会はもとより体育の時間も、見学と言う名で殆ど教室に居残る形を取らされました。
とても不本意でした。
「おおほり公園まで走ってくる」
まだ坊主頭の僕が、夜明け前に工場横のギチ(故郷では家の中の土足で歩けるところを、たしかそう呼んでいました?)に書いた言葉です。
太陽が昇ると殆ど奪われてしまう視力を考え、その前に、走りを終わらせるつもりでのギチへの書き置きです。
朝が早い生家(水産加工業)です。自分が居ない事を心配されないようにと、記しました。
なんでその日に不意に思い立ったのか、その後何故続けられなかったのは、イマイチ定かではありませんが、キャッチボールすら満足に出来なかった(今もですが♪)僕の僕なりの、汗して身体を使い切る事への憧れを追っての、小さな革命を企てた日だったような気もします。
真夏の夜明けを待つ、町並みの薄暗さ涼しさが心地良く、やる気をそっと押してくれていました。
2012.03.22